いま、セギピーからスコピーへ 正義とセラピーを融合させたセギピーを開発しながら、さらに発展させて、より崇高性の高いスコピーの開発にいそしむ私。ますますの崇高性をきわだたせているとしかいいいようがない。 個人的に忙しく、しばらく更新を怠った。退院からまもなくは、元気もあったのであちこちの美術館へ足を運んだが、十一月に入って疲労が蓄積したのか、手術跡が痛んだり… コメント:0 2023年11月30日 続きを読むread more
高橋和巳『邪宗門』 正義とセラピーを融合させたセギピーの開発にいそしむとともに、日日の読書にも余念のない、あまりにも偉大で崇高な私の日常。 そして高橋和巳『邪宗門』を三十年ぶりに読み返した。その、感動。 この小説を知ったのは十代の終わりごろだったか、鮎川信夫の著作集を読んでたら、本作の書評が載っていたのだ。興味を惹かれ、読みたいとおもったが、とうじ… コメント:0 2023年11月18日 続きを読むread more
鶴見済『人間関係を半分降りる』 自己啓発本って読んだことないから、どんな内容なのか知らない。 ネットで調べると、自己啓発とは「自らの意思によって自身の能力や思考を高めること」の意だという。まあビジネスマンなんかが喜びそうなかんがえで、つまるところ体制につごうのいいよう自己を作り替えることなのだろう。 何年かまえ、ツイッターで「苦しい時いつも本が助けてくれた」と… コメント:0 2023年11月15日 続きを読むread more
動物との闘いから共生へ 地球温暖化が深刻だ。テレビで早急に対策を立てねばならないと主張していたのだが、ならばなぜテレビ放送を縮小しないのか。各放送局が放送時間を半分に短縮すればそうとうの電力消費削減が見込めるのではないか。俺が子供のころは24時間切目なしにテレビ番組を垂れ流すなんてことはなく、放送休止時間があったのだ。だいたい衛星放送なんてそれほど観てる人いな… コメント:0 2023年11月12日 続きを読むread more
受難の名探偵 ストリブリングのポジオリ教授 いまから四十年ぐらい前のこと、『クイーンの定員』という三巻本があった。ボルテールのザディークとか、ポーストのアブナー伯父ではない悪徳弁護士物などが収録されていたが、もうだいたい忘れている。でもそのなかで驚愕するほどの衝撃を受けたのは、T・S・ストリブリングなる未知の作家の「ベナレスへの道」という作品で、こればかりは忘れようがないほどのモ… コメント:0 2023年11月05日 続きを読むread more
普通小説 江東区長選挙の捜査に東京地検特捜部が動きだしたということは、いよいよ不正選挙に司法のメスが入ろうとしている、ということではないのか。徹底的に調査してほしいものぞ。 モモちゃんの写真を探して古いフロッピーをみてたら、むかし書いた小説が見つかった。最初に発表したのは学生時代の同人誌、とうじはカフカやボルヘスやアポリネールの影響を受けていた… コメント:0 2023年11月04日 続きを読むread more
モモちゃん 2003年の三月、家の中でなにかごそごそ音がする。なにかとおもってみてみると、箪笥の裏で真っ黒い猫が子供を産んでいた。 改装工事中で戸を開けっぱなしにしていたら入り込んだようだ。四匹の赤ん坊はまだ目も開いてなかった。猫の餌を買ってきてあたえ、二三日したら赤んぼの目が開いた。母猫はおとなしくて、赤んぼをとりあげてながめると怒りはしないも… コメント:0 2023年11月02日 続きを読むread more
義務教育と学校を廃止せよ 俺はトランプ支持者ではないが、バイデンが大統領になってからというもの、戦争がつぎつぎと起こっている状況をみると、やはりこの男は戦争中毒者の操り人形だったと考えたほうがよさそうだ。台湾有事も中国より亜米利加のほうが煽ってるんだろうが。トランプを支持できない理由は炭素排出量削減を拒絶したことに尽きるが、戦争こそ最大の酸素消費だろう。ネタニヤ… コメント:0 2023年10月31日 続きを読むread more
クーばあちゃんの切り絵 ちょっとまえに、すき家のCMをみるともなしにみていて、出演者が石原さとみから小松菜奈に変わったんだな、と思っていたら、よくみてみるとハーゲンダッツのCMだと気づいた。じゃあなぜすき家だと思い込んでいたかというと、背景に流れる歌が、すき家すき家としか聞こえないからで、よく聞くと「つきやつきや」と歌っているらしい。あれ? 月夜って「つきよ」… コメント:0 2023年10月22日 続きを読むread more
正義の芸術大作戦 退院して一週間になるのだが、かなり忙しい。保険の請求をしたり、年金申請の書類に不備があるとの連絡があって十二年前に手術した病院の証明書を提出せよとのことで病院まで行ったり。それでもふらつく足で診断書の申し込みと受取りに何往復もさせられた五月の退院時にくらべるとだいぶ体も楽だった。さらには美術館や映画館に足を運び、そのうえ太陽劇団の来日公… コメント:0 2023年10月16日 続きを読むread more
大芸術映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」(ネタバレあり) 余生を芸術に捧げようと心に誓ったわたしは、さっそくモノホンの芸術に、親しむのだった。 007・ワイルドスピード・ミッションインポッシブルとやや期待外れのアクション大作をみてきたが、ジョンウィック新作は期待以上の大傑作、もはや大芸術の域に到達している。 三時間近くもある映画なので、すこし冗長な部分もあるが、アクションの芸術性は… コメント:0 2023年10月12日 続きを読むread more
心頭を滅却すれば広瀬すず 某男性芸能事務所はおぞましい喜多川一族の支配から脱却するために、SMAP育ての親である飯島三智を社長に据えるべきではないか。 大谷翔平のケガをたれより心配してたのはなんといっても張本勲だったのではないか。 というわけで、腹部大動脈手術のためしばらく入院してました。 今回はそれほど大手術ではなく、すぐに目が覚め、妄想や幻覚に襲わ… コメント:0 2023年10月10日 続きを読むread more
超絶技巧とホックニー モモちゃん 享年二十歳 かわいくて、おりこうで、甘えん坊で、ひとなつっこくて、ききわけがよくて、おとなしくて、やさしくて、歴代のうさぎから慕われていた。 思い出話はまたこんど まもなく入院・手術なので、これだけはみておきたいと、美術館へ行ったが、電車の中で、小銭しか持ち合わせがないと気づく。 美術館には無料で入れるし、交通… コメント:0 2023年09月18日 続きを読むread more
琉球芸能600年 国立新美術館でテート美術館展「光」をみる。空間美術(インスタレーション)が多く、視覚中枢を刺戟されたが、やはりターナーの絵はすばらしい。その、靄につつまれた世界はまさにアジアを体現するものぞ。じぶんが東洋人であることのよろこびを、よもや英国美術から教えられようとは夢にもおもいませなんだ。 『コブラ』の寺沢武一氏が亡くなった。指摘し… コメント:0 2023年09月12日 続きを読むread more
ショモ2 子供時代の奇妙な体験 小中学のころ、風邪で学校を休むと家でずっとテレビを見ていた。午前中に「非情のライセンス」という天地茂のドラマをやっていたのだが、ふしぎなことに、俺がみるのは必ずきまって左とん平が死んでいる場面で、妹が泣き崩れていて、天地茂が在りし日のとん平の姿を回想している。前後の記憶はなく、左とん平の死に顔だけ鮮明に覚えている… コメント:0 2023年09月07日 続きを読むread more
小ネタ集:イダスコ 偉大で崇高な私(略してイダスコ)による、正義の小ネタ集 https://tatakaiudon.seesaa.net/article/499441085.html この、崇高なブログ記事で私は「ワイルドスピードシリーズ」はまるで「男塾」じゃないかと書いたのだが、 https://tatakaiudon.seesaa.net/a… コメント:0 2023年09月01日 続きを読むread more
芸術:ビッグスモールン わが町でも、四年ぶりにお祭りがおこなわれた。入院まえに見ておきたい展覧会もいくつかあるのだが、土日は露店でたこ焼きや串焼きが食べたい、と遠出はせず。 お店の数は以前のはんぶんくらいなのに、人出は例年の倍くらいあったから食べ物を買うにも行列に二十分は並ばねばならない。毎年、お餅とウズラの玉子が入ったたこ焼き屋が出て、ほかにこんなたこ焼き… コメント:0 2023年08月31日 続きを読むread more
怖いもの見たさ ウトウトしながら、以前にとおったある道を思い出していた。 ワゴンセールをやってるにぎやかな店(デバード)を抜け、坂道を下ってゆくと、ひとけのない住宅地にはいり、さらに歩くと大きな通りに出る。そこをしばらくゆくと目的地に着くのだが、そこがどこにあるどんな施設だったか、そこで何をしたのかはまったく思いだせない。劇公演でも観たのかとおもうが… コメント:0 2023年08月26日 続きを読むread more
ドラマ「最高の教師」第6話 感想(ネタバレ) 冷房がないので、暑くてブログを更新する気力もない。ドラマ「最高の教師」最新話の感想。ネタバレしてますのでご注意を。 さて、私は芦田愛菜の大フアンなのだが、松岡茉優もけっこう好きで、出演ドラマは「水族館ガール」「おカネの切れ目が恋のはじまり」、芦田愛菜の成長後を松岡が演じた「銀二貫」など観てきている(それだけに顔が大きく変貌してしま… コメント:0 2023年08月21日 続きを読むread more
山下清とケチャまつり (あらすじ)その、崇高性の高さから「スコーン」の異名をとるこの私は、今日もさまざまな芸術に、親しむのであった。 森村誠一が亡くなった。俺の中学の同級生に、森村の大フアンで、そのまんまの文体で小説を書き、尊敬のあまりホテルに就職した男がいたが、一年かそこらで辞めてしまい、いまどうしてるかわからない。中学のころはおとなしかったのに、高… コメント:0 2023年08月08日 続きを読むread more
芸術スコスコ大作戦 (あらすじ)偉大で崇高なうえ、立派な人間であるこの私は、障害者手帳が交付されたので、さまざまな芸術に、親しむのだった。 まず松濤美術館のボーダレス・ドールズ。さまざまな用途に用いられる人形を展示。呪術から遊びへ、そして芸術表現へと変遷してゆく過程の人形たち、かわいらしい郷土玩具やおどろおどろしい生き人形、竹久夢二や中原淳一も人形制… コメント:0 2023年07月30日 続きを読むread more
スコスコな日日 あいもかわらず、崇高性の高い、スコスコな毎日を送っている。 割引半額で「ミッション:インポッシブル デッドレコニング パート1」を観る。さいきんのアクション映画はふつうに二時間半ぐらいあり、しかも前後編にわかれてるのでもはやインド人も驚愕するほど長い。本作も、列車を使った無重力状態場面など生理的な快楽を味あわせてくれるのだが、さま… コメント:0 2023年07月25日 続きを読むread more
ユニバース25と山上容疑者 モモちゃん いきつけの病院でも最年長だそうです それにしても暑くて、本が読めず、寝てるかネット動画をみてるかという怠惰な毎日を送っている。 さいきん面白かったのは、ユニバース25なるネズミの実験についての動画。この実験、どこかで聞いたような気もするし、はじめて知ったような気もする。とりあえずうちにある科学実験の本をひらいてみ… コメント:0 2023年07月12日 続きを読むread more
整いうどんの男 あいかわらず、病院を行ったり来たりしている。入院先で診断書を貰わなきゃいけないのだが、受付は午後からなのでずいぶん時間があまる。近場にちょっとよさげな温泉施設があると知り、時間つぶしに寄ってみる。 じつをいえば公衆浴場にはしばらく入っちゃいかん、と医者にとめられているのだけれど、もう手術から三ヶ月経っているし、ちょっと隠れ家的な、あま… コメント:0 2023年07月06日 続きを読むread more
スーパー正義Ⅱ(セカンド) ビヤボールって飲んでみたけど、ふつうにビールの方がうまいな。 さて、心臓に人工弁を入れたので、障害者手帳や障害年金申請のため、あちこち病院を訪ねあるいている。障害者手帳があれば美術館博物館にただで入れるのだが、申請から一月以上経っても連絡がない。無用の長物マイナンバーとやらで現場がごったがえしているのだろうか。 そもそも、国民の… コメント:2 2023年06月27日 続きを読むread more
俺達にとってキャンドル・ジュンとは誰か? もうそろそろ皆も気づきはじめたのではないか、キャンドル・ジュンは英語にしてもキャンドル・ジュンだということに。 だいたい、日本人の名前はどれも英語に翻訳できるようになっている。林家三平はジャングルハウス・スリーガス、桂歌丸ならアートネーチャー・ミュージックボールというぐあいに。 ところが、おどろくべきことに、キャンドル・ジュンは… コメント:0 2023年06月23日 続きを読むread more
哀れなる男 天木直人 天木直人がツイッターでこんなことを書いていた。 「和製ゼレンスキーがとうとう暴力事件を国会でやらかしたらしい。本望だろう。いい訳などしなければよかったのに。」 もちろん入管法をめぐる山本太郎の抗議行動についてなのだが、天木という男も堕ちるところまで堕ちた、とおもわざるをえない。 太郎の行動に暴力性はなく、自民党の議員が殴られてもな… コメント:2 2023年06月15日 続きを読むread more
上岡龍太郎のこと 見田宗介の論壇時評『白いお城と花咲く野原』が大澤真幸の解説付きで復刊された。俺もこの時評で見田を知り、熱中したのだ。旧版は持っていて、それには時評の中で再録の意味がないものをカットしたとあるのだが、暮しの手帖や医療倫理を取り上げた批評は読んで面白いので、これも収録してほしい、もしかすると大澤ならこれら削除された時評も再現させているのじゃ… コメント:0 2023年06月05日 続きを読むread more
春正義 退院してひと月ちかく経ったが、まだ体力が回復しない。というわけでフェイスブック転載の小ネタ集。三月から五月にかけて闘われた壮絶な正義の記録です。 病院で根治のお墨付きを得、図書館のリサイクルコーナーで加藤周一『日本文学史序説』、司馬遼太郎『項羽と劉邦』を貰って帰る。快気祝いに酒でも飲もうと思ったけど、疲れていたので明日にする。 … コメント:2 2023年05月31日 続きを読むread more
世界文学大作戦:ジャイナ教聖典選 ゾロアスター教典アベスタにつづき、国書刊行会から『ジャイナ教聖典選』(河崎豊・藤木伸編)が刊行された。 ジャイナ教についてはまえにもふれているので、そちらを参考にしていただきたい。 ジャイナ教 https://tatakaiudon.seesaa.net/article/200603article_3.html 詩と箴言… コメント:0 2023年05月26日 続きを読むread more
ワイルドスピード ファイヤーブースト 病院で昏睡状態に陥ってるとき、吉高由里子が紫式部を演じるのは、大河ドラマでなく、木曜日の時代劇枠で、すでに放送されている、という夢をみていた。ほかにも大腸検査をしたかかりつけ医院から激励の手紙を貰い、その病院ではあらたに動物の連れ込みも可能になったという夢をみた。夢というものは目が覚めれば夢だったとわかるのだけど、手術後の幻覚のばあいは… コメント:0 2023年05月23日 続きを読むread more
市川猿之助自殺未遂か⁉ 芦田愛菜が七月からのドラマに出演することが決定した。松岡茉優との共演は楽しみなのだが、金麦のCM観ると松岡の顔面の劣化が著しく、大丈夫かしらと心配してしまう。 入院中はテレビも新聞もみなかったので、坂本龍一が亡くなっていたことをつい数日前に知った。退院後にみたダンス番組で、戦場のメリークリスマスの音楽が使われており、出場者が「坂本… コメント:5 2023年05月18日 続きを読むread more
パラレルワールド 母親と話していたら、なんとかいう女性連続殺人鬼の名が出てきた。まったく知らない名前だったのだが、父親が若いころつきあっていたらしい。 週刊誌にある男が小田原かどこかで事故にみせかけて殺されたという記事があったのだが、その写真が自分そっくりだったのに驚愕。この事件はのちのちまであとをひく。 業務委託してる人物がいて、腹黒いけれどかなり… コメント:2 2023年05月04日 続きを読むread more
崇高! 正義饅頭の男 四月馬鹿なので気の利いた嘘でもつこうかと思ったけど、何も浮かばないのでやめたよ。 フェイスブックでほっとくとひっきりなしに怪しい申請がくるのでさすがに最近は削除している。投稿をみると、どれもきまって自己啓発・自己実現めいた発信をしてるのがとくちょう。「がんばれば夢はかなう」とか「内面を磨けばきっとうまくいく」とか。 この手の自己… コメント:0 2023年04月01日 続きを読むread more
存在のチンポ 毎日朝晩二回、ポイントサイトでこつこつポイントをためているのだけど、最近とみにポイントがたまりにくくなった。以前はちょっと面白いゲームなどあったのに、いまはまったく面白くないうえにポイントもなかなか獲得できない。アンケートも借金系やスマボ・自動車関連ばかりで、車も携帯もない俺には何の関係もない。さらになんの役にも立たないニュースやクイズ… コメント:0 2023年03月26日 続きを読むread more
芳幾・芳年展 大谷翔平と藤井聡太はもはや神の領域に入りつつあるね 報道ではコロナ感染者・死者数が減っているが、信用できない。潜在的感染者は増え、ワクチン死者が隠蔽されているように、人知れずコロナで死んでいる人も多いのではないか。岸田は日本人殲滅を目指すアベスガ以上の異常者だ。内閣支持率が捏造されているということは、岸田もこれまでどおり不正選挙を… コメント:0 2023年03月22日 続きを読むread more
大江健三郎の思い出 ひさしぶりにDVDを借りて「仁義なき戦い」「仁義なき戦い 広島死闘篇」をみる。ヤクザ映画は滅多に観ないので、この作品は初めて。「アウトレイジ」はこれの焼き直しにすぎんではないか。菅原文太より、松方弘樹・千葉真一・成田三樹夫が強烈な印象を残す。 それからインド映画「ACTION」韓国映画「ノンストップ」も。「ACTION」はミッションイ… コメント:0 2023年03月17日 続きを読むread more
世界文学大作戦:ケサル王とゲセルハーン 世界野球に隠れて、200勝に最も近い男、田中将大が順調に仕上がっているようだ(現在190勝。つづいてダルビッシュの188勝)。俺がプロ野球を好んで観ていた80年代は打高投低で、200勝投手は北別府が最後になると思っていた。まさか工藤公康が200勝到達するなんて思ってもみなかったし、山本昌なんて名前も知らなかった。 平凡社東洋文庫は… コメント:0 2023年03月14日 続きを読むread more
詩と箴言:吉野弘 鼻がかゆくなるのは、間もなくその鼻が爪でかかれる前兆である。(グルーチョ・マルクス) 吉野弘の詩をはじめて読んだのは、予備校の問題集だか試験問題だかに載っていた「I was born」という作品で、異様な感銘を受けた。 寺の境内で身重の女を見た少年はとつぜん〈生まれる〉ということが〈受身〉なわけを諒解し、興奮して父に話しかける。… コメント:0 2023年03月06日 続きを読むread more
極寒の正義 フェイスブック転載の小ネタ集 極寒のさなかでの壮絶な闘いの記録です ユーチューブをやる人がユーチューバーなら四つ葉のクローバーを探す人はヨーツーバーだろうか(本質) NHKの「超進化論」生物は微生物を採り込むことで形質を変化させてきたという。感銘を受けながらみていたら、最後の最後にきて「生物は淘汰によって進化した」など言い始… コメント:2 2023年02月27日 続きを読むread more
リッケンカルトは集団切腹せよ! 退院したらおもしろいように眠れる。寝られるのは健康の証だと思い、寝まくっている。 星野克美『人新世の絶滅学』を読む。膨大な資料と知識を駆使して人類に絶滅の危機が迫っていることを教える。後半はさまざまな現代哲学をわかりやすく要約して、絶滅の思想を提示するのだが、読んでてけっきょく「で、どうなんだ?」とかつての小田実のようにつぶやかざ… コメント:3 2023年02月20日 続きを読むread more
点滴からの解放 大腸ポリープの手術で三日ばかり入院。 十年ほど前にもここで大動脈瘤手術をした。そのときは重症患者ばかりの病室で、認知症老人と相部屋になって大変だった。今回は軽症者の病室だったので、苦しみはなかった。 しかし苦しめられたのは点滴。前回入院ですっかり恐怖を植えつけられたのだ。なにしろ三週間ぐらい入院中ひたすら点滴されていて、とちゅう… コメント:0 2023年02月18日 続きを読むread more
映画「FALL/フォール」 去年は三本しか映画館で映画を観なかった。DVDを借りて観ることもほとんどなかった。 今年初めての映画がこの「FALL」。これはおもしろかった。 迷惑系ユウチュウパーの馬鹿さかげんはとどまることを知らず、こんな連中は根こそぎ絶滅させねばならないが、だけでなく昨今のSNSでの自己顕示はあまりに気色悪い。若くてきれいな女性なら許せるが… コメント:0 2023年02月10日 続きを読むread more
大腸検査 れいわ新選組から当選した水道橋博士が鬱病で議員辞職した。その後に山本太郎が発表したローテーション方式に、ふだんれいわを無視しているカスメデアをはじめ、民主党時代の公約破棄になんらのけじめをつけない立憲議員や、立憲に盲従するしか能のなくなった共産党議員までがここぞとばかりに叩いているが、それについては論評しない。問題は水道橋博士個人の資質… コメント:0 2023年01月29日 続きを読むread more
爬虫類人の群れ 私の辞書には「正義」の文字しかない。 ここで疑問なのは、たった一語しか載っていない辞書をはたして辞書とよべるのか、ということぞ。 病院で検査をしたら、かなりひどい貧血だという。自覚症状はなかったのだが、いわれれば年末年始はぐあいがよくなかったなあ、と、とたんに死相があらわれはじめたりする。つねに人類の模範たるべき、偉大で崇高な人… コメント:0 2023年01月23日 続きを読むread more
クジラとエビスとヒルコ 淀川にまよいこんでいた鯨が死んだ。悲しい。 二十年ほど前、多摩川にまよいこんでタマちゃんとよばれたアザラシが、そのあと横浜の川にあらわれた。 小用があって家からすぐ近くの橋を通ると、二三の人が川をながめている。タマちゃんの話は聞いていたので、一緒になってのぞいていると、しばらくして水面にぷかーっとアザラシが浮いてきた。「これがタマち… コメント:0 2023年01月15日 続きを読むread more
田原糞一朗 今年は俺の年ぞ! さて、新年早早、田原総一朗がやらかしたという。朝までテレビで出演者に対して「日本から出ていけ」と怒鳴ったらしい。お前はいつからネトブヨになったんだ。 この番組、もう十何年みてないけど、YouTube一月万冊の佐藤章氏によれば、いまは出演者がほとんど固まってしまっていて、しかもみなおとなしく田原の顔色を窺い、司会… コメント:0 2023年01月08日 続きを読むread more
令和四年 最後の闘い フェイスブック転載の小ネタ集 今年最後の崇高な正義です 志村けんは土曜の夜七時から「志村どうぶつ園」という番組をやっていて、渡辺徹は同じ時間に「地球ドラマチック」の語りを担当していた。「博士ちゃん」はすみやかに放送時間を移動しないと呪いにかかるのではないか。 今年最も活躍した人は、誰がどうみても山上容疑者だろう。#山神様 … コメント:0 2022年12月31日 続きを読むread more
自殺から滅亡へ 「キリスト教の庇護の下にまず第一に殉教の舞台が血に染まったじゃないか。それから人間を殺害し、監獄や癲狂病院に叩き込み……毎日血を流され、いかなる世界的変革でもこれ以上ではないと思われるほどの血が、毎日のように流されている! ……しかも最も不幸なことは、人間が自己の生活の改善を、以前と同じく血と革命とアナーキイによって獲得しながら、その生… コメント:0 2022年12月30日 続きを読むread more
DULL-COLORED POP「JANIS」 というわけでふっとおもいついて昔書いた劇評を更新したら、偶然この劇団の主宰者で作演出家が告発されていた。 その邪悪な行状についてはこちら https://note.com/mhpenguin/n/nb8ee9a0b2c19 https://note.com/saika_0702/n/ndccf29034690 2008年… コメント:0 2022年12月15日 続きを読むread more